ギボウシまにあ

春に芽吹き冬には朽ち果てて眠りにつき再び春によみがえる完全植物ぎぼうし(ホスタ)の美しさを知っていますか

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ギボウシ、ホスタの魅力に気づいてしまったあなたへ

ギボウシはけっこう地味な植物です。

我が国においては、そこらへんの路地裏やすこし暗い林の中や山間の川岸なんかにひっそりと繁っています。

日本列島、いたるところに自然に生えていたり、園芸植物としてお向かいさんの庭の片隅にも植えられているので、視界に入ってはいても、その存在を認識できない人もかなりの割合で存在します。

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宿根草ですから、秋になれば葉の色も褪せ始め、冬の訪れとともに枯れて朽ち果てます。

そして春。

ほとんど土と同化した前年の葉の残滓の下から芽がでます。

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日ごとにその芽を伸ばし、次第に葉を展開し、みずみずしい葉脈をはばたかせます。

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初夏ともなれば美しい花を咲かせ、ある種のギボウシは芳香まではなちます。

日本においては、山菜「うるい」として、湯がかれてマヨネーズ醤油をかけられて食用にされたりもするこのギボウシは、欧米ではホスタと呼ばれ、特にイングリッシュガーデンでは欠かせない存在になっています。「完全なる植物」、パーフェクトプランツと呼ぶ異国人もいるほどです。

食用ギボウシ=うるい

食用ギボウシ=うるい

いったんギボウシの美しさを認識した人は、それまで見過ごしてきた日常の風景のなかで、力強く生きているギボウシに気づくようになります。

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そしてその品種の多様さにおどろき、環境が許す人は、いろんなギボウシを集め始めたりもします。

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ギボウシ・マニア、あるいはホスタおたくの誕生です。

煩悩は深まるばかりです。

このサイトでは、インターネットの片隅で、ギボウシ、ホスタの魅力について刻んでいきます。

どうぞあなたも、この不思議な植物の世界にはまってみてください。

 

公開日:
最終更新日:2016/07/17